クルマのチューニング部品を作っているエンドレスと、XCライダー山口孝徳のプロライドとが共同で開発したルブリカント『ライデディングルブ』が入荷しました。
主にチェーン用で、従来のオイルで発生しやすい「埃の付着」や「水による乳化」が起こりにくいということで、万が一埃が付着しても回転抵抗が増えにくいのだそうだ。
日本のMTBレース、とりわけJシリーズや全日本選手権のようなハイレベルなイベントでは機材に掛かる負担も大きく、途中で雨が降るとチェーンの油分が流れてしまいがちだ。他にも、長距離のツーリングや王滝100kmなども油分が流れやすい。で、ゴールする頃(目的地に着く頃)にはペダリングのたびにシャリシャリという嫌な音が発生する。油分を失ったギア周りは、抵抗が大きいだけでなく、ギア板やチェーンの摩耗促進、変速不良といったトラブルも誘発してしまうのだ。
ライディングルブは、「乳化しにくい」「埃が付着してもフリクションが低い」「高回転運動や振動に対する耐久性が高い」というのが特徴で、雨のレースでも山口選手が油切れを起こすことなくゴールできるように開発されたという。
雨に強く耐久性に優れる「ハード」(2,000円)と、フリクションが低い「ソフト」(1,500円)の2種類があります。使用にあたってはライディングルブの効果を高めるために、チェーンを脱脂(洗浄)してから塗布してほしいといいうことです。
(CUB)