7月17日

040717 日本最大級のMTBの祭典がやってきた。今年から富士見パノラマ(長野県・富士見町)に会場を移したシマノ・マウンテンバイカーズ・フェスティバルだ。
このイベントの特徴は、各種レース(個人耐久、チーム耐久、ダウンヒル、キッズレース、4Xなどなど)の他に、ツーリングやスクーリング系の内容も充実 しているということ。だから家族や趣向の異なる仲間と一緒に来ても、それぞれがそれぞれの楽しみ方をできるというワケなのだ。
さらに、どの種目にしても初心者がエントリーしやすい内容となっていることもアピールポイントだろう。たとえば持久系種目である耐久レースなら、女性が 下れないような激下りは排除されて、程良い具合のシングルトラックと舗装路、そして林道を組み合わせたコースレイアウト。下り系種目であるダウンヒルの場 合も、ロックセクションや大きなドロップオフは含まないように工夫されており、実力以上のスピード域にいつの間にか突入して吹っ飛ぶ…なんてことが起きに くいようになっているのだ。
ちなみにオイラがエントリーしたのはチーム4時間耐久(17日)とダウンヒル(DH)・リジッドクラス(18日)の2種目。ということで以下オイラの個 人的なレポートをお届けしまっす(長文の割にはたいした内容ではないので、イベント自体に興味のない方は読み飛ばしてください/笑)。
3連休初日の渋滞を避けるべく、早朝4時半に出発して7時着。雲の合間から早くも強い日差し差し込み、肌がジリジリと焼ける。こりゃ体力が奪われるから、耐久が思いやられるなぁ。
みんなが集まるためのベースを力合わせて設営すると、“給食大臣”XS氏の指示の元、“焼きソ番長”K氏を筆頭に焼きそばを作り始める。香しいニオイがあたりに立ちこめれば胃液もダラダラと流れ出すというモンだ。
空腹を解消すると、やおら着替えて、バイクにゼッケンを取り付ける。そして早くも出撃! どこへ行くかというとDHの試走なのですね。タイムトライアル種目であるDHは、試走をしてコースを覚えないと満足のゆく走りができないのだ。
自称ダウンヒラー(実はダイエットマニア系長距離ライダー)のA氏とともにゴンドラに乗り込む。コースは…うーん、半分予想通りだが半分はハズレの様 子。最下部ゲレンデを横切るようにコーステープが張られているではないか。Aコースは一切使わず、B遊水池スタート→C→ゲレンデ経由→B→スノボ用ハー フパイプ→ゴールというものだった。
それにしてもDHコースに人がいない。やっぱりみんな1日費やしてみっちり試走をするようだ。しかし時間がないオイラ達は早々に切り上げはくなてはらな ない。昼からは4時間耐久レースがスタートなのである。ううっ、予想していたとはいえやっぱり慌ただしい。
ちなみに4時間耐久はチーム制になっていて、2~5人で交代しながら走りきるというもの。オイラはK嬢とともに2人クラスにエントリー。C嬢+T氏、XS嬢+もう一人のT氏、Y嬢+M氏の、ライバル3チームに負けるわけにはゆかないぜっ!
という意気込みで来たものの、どうも身体が動かない。最後の1時間は完全に身体が止まってしまい、テニスシューズを履いていたり、トレパンにTシャツ姿 の普通の人にも沢山抜かれる。我ながら情けないが、これ以上頑張れないのだから仕方ない…。K嬢も同じようなカンジで、終盤のペースの落ち込みぶりの激し さといったら…。ということで25周でフィニッシュ。ちなみに2人クラスのトップは30周もしているではないか。すごい。
そしてライバルチームの中ではというと、残念ながらビリ…。うーん、そうですか。コレが現実ってヤツか…。
さて、夕刻からは温泉→メシ→駐車場に戻ってキャンプなのである。明日は5時に起きるぞーっ!
夜 中に降った大雨に何度か起こされたものの、きっちり5時に起床。とりあえず早朝のDH試走一本をこなすためにゴンドラ山頂駅へ降り立つと、「おおっ、カブ ちゃん」と声を掛けられる。振り向くと大竹さんであった。「ゴーグル持ってきてないの? ドロ、すごいよ」。実際、流して走っただけなのに全身泥まみれ。 目や口の中に、前輪が巻き上げたドロ水が入りまくる…。こりゃレースが思いやられるなぁ。
しかし天候の回復と共にコースコンディションは良くなる模様だ。実際、1本目はまずまずのドライ、2本目は完全ドライになった。
ところでオイラ、DHレースに出るのは10年ぶり。昔はフルフェイスヘルメットなんてかぶっている人はほとんどいなかったけれど、今じゃオイラ以外みん なフルフェイス。安全のためにはフルフェイスが良いのだけれど、全員でかぶられてしまうとそれだけで敷居の高い雰囲気になっているようにも思う。
DHは、スキーの回転競技と同様に一人ずつ出走するタイムトライアル種目だ。今回は20秒ごとにスタートする。自分の出走時間の50分ほど前に招集場所 に着くと、ストレッチをして身体をほぐす。同時にリラックスを心がけるのだが、どうにも止まらぬ緊張感…。ゼッケン番号を呼ばれる頃には、心臓バクバクな のである。
DHレースの醍醐味はどこにあるのか? これに対する答えは人によって違うだろう。テクニックを披露する場、単に速く下るのが好きなだけ、仲間内で誰が 一番速いか決めたい、緊張感を楽しむ、ブラインドコーナーも思い切り突っ込みたい、日常では不可能なスピード感、etc…。
で、オイラの場合はというと、タイムトライアルという張りつめた雰囲気の中でいかに自分の走りができるか、ということだろうか。心臓バクバクの緊張にお いて、いかに頭の中を冷静にして、手足を思い通りに動かせるかということに尽きる。まぁ全コーナーを完璧にこなすのは不可能なのだが、頭の中に描いた理想 に近い走りが瞬間は、とてつもなく気持ち良いのだ。
「おおっ今んとこ決まったぁっ。オレってチョーかっこいー」みたいなナルシスト的快感が得られるのである。
このナルシスト的快感は、どうしたことか普段は鈍いのである(オイラが不感症なだけ?)。張りつめた緊張感と、完全クローズドサーキットだからこそ可能なスピード域があって、初めて得られるものなのである。
ということで臨んだ1本目なのだが、やはり張りつめた空気にはそうそううち勝つことは不可能だった。身体が硬くなっていつものようなスムーズなコーナリ ングができない。1/3をこなしたあたりの左コーナーでクラッシュ。背中を強打。あうぅっ! しかし転んで初めて冷静となり、後半はとても気持ちよく走る ことができた。ということでトップから19秒遅れの7分30秒で6位につける。
2本目は、1本目のタイム順での出走となる。前後のライダーが自分と同レベルのために渋滞がおきないし、コースもさらにドライになっているから、みんな タイムを縮めるのは確実。2本走ったうちの速い方が自分の持ちタイムとなるのだが、2本目が実質的な決勝レースだ…そう思うだけで高まる緊張感。うーん、 たまらないぜ。
しかしここでもまた自分の精神的な弱さを露呈してしまうのであった。スタート直後に転倒し、バイクがコース脇の草むらへ…。引っ張り出して急いで跨るも のの、ペダリングがおかしい。ペダルを強く踏むと歯飛びを起こすから、コーナーの立ち上がりで思うような加速ができないのだ。うーむ困った(あとで分かっ たことだが、スプロケットに植物のつるが絡まっていたのだ)。
焦る気持ちとは裏腹に伸びないスピード。そんなイライラがスムーズな走りをも阻害して、さらに焦る。あぁ、悪循環だぜ。
それでも中盤の高速シングルトラック区間に入るといつも通りの走りを取り戻すことができ、本来苦手としていたいくつかの高速右コーナーを気持ちよくこな して最後のゲレンデへ。酔っぱらい衆(失礼!)の大きな声援が、完全に息が上がってしまったオイラの背中を押してくれる。あぁ、今のオレってすげーカッコ イイ(笑)。
そしてゴール。タイムは…一応7分ちょうどを目指したものの、7分18秒。思ったほどタイムを縮められず、13位という結果であった。
耐久もDHも、走りの方はボチボチと言ったところだったが、雰囲気を満喫して大いに盛り上がることができた。そして来年への課題ができてしまったから、こりゃ2005年も参加しないわけにはいかないな。
ということで、みなさん来年もよろしくお願いします(長文におつき合い頂きありがとうございました)
http://event.powertag.jp/shimano/result/04bikers/

関連記事

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP