日本が誇るサスペンションメーカー、コーワから、限定フォークが発売され、ようやく入荷した。XC用モデルであるジュールの1インチバージョンだ。
どこが1インチ（25.4mm）かというと、ステアリングコラム（上のシルバーの部分です）の外径なのだ。今のMTBは、99%の製品がオーバーサイズ 化されていて、ステアリングコラムの外径は1-1/8インチ（28.6mm）になっているわけですね。残りの1%（いや、0.1 %ぐらいかな）は、DHバイク＆ハードコアFRバイクなどに普及の兆しが見える1.5インチ規格なのだ。
で、1インチ。これはもう実用車と子供車と入門用ロードバイク向けになってしまったようなカンジ。MTBではすでに存在しない。時代の流れとはいえ、なんだか悲しいなぁ。
でもですよ、2000年までは1インチ規格のバイクが作られていたんです。だから現場ではまだまだ現役で使われているワケっす。かくいうワタシも1インチヘッドのバイクを所有しているのだ（最近乗る機会は減ったけれど）。
そんな1インチユーザーの最近の悩みは、「交換するフォークがない」ということなのだ。マルゾッキがわずかに作ってくれてはいるけれど、軽さにはあまり配慮がなされていないし…。
そんな中でリリースされたジュールの1インチ仕様。ロックアウトも可能な最新スペックが、ついにオレのリッチーにもっ！？（笑）
ストローク量は80～100mmぐらい（“ぐらい”っていうのは、ストローク量の可変方法を見ていただければご理解頂けると思います）。そのほか詳細スペックはコーワのWEBサイトをご参照下さい。ちなみに限定入荷ですのでご入り用の方はお早めにご連絡下さい。