9月5日

030905 そのうちと言いつつ、またクランクネタですいません。
 昨日の左右各2.5mm(両方でトータル5mmだ!)問題懸案を解消すべく、とりあえずクランクに加工を施した。どういうことをしたかというと、右クランクのペダル取り付け面をフライス盤を使って2mm削ったのである。これで右クランクが2mm内側に入るワケです。タイムATACペダルを組み合わせた際の芸術的クリアランスを見よっ! と自己満足に浸ること小一時間…(んなことしているから仕事がはかどらないのかも)。すばらしいぜ。加えて、左ペダルの取り付け部には1mm厚のワッシャーを噛ませることにした。
 これにより、現時点での左右のペダル位置(対デュラトリプル・ノーマル比)は、左が【BB部-2.5mm】+【ペダル取り付け部+1mm】=-1.5mm。右が【BB部+2.5mm】+【ペダル取り付け部-2mm】=+0.5mmとなった。左右の差は計3mmだ。まぁ許容範囲と言えなくもないかな…というレベルにまでは持ってこれたかな。
 ところで、なぜこれほどまでにペダル位置にこだわるのか不思議に思われるかもしれない。
 フレーム(BB)の中心から左右へのペダルの出具合を、“Qファクター”と呼んでいて、一般的にはQファクターが小さいほどペダリング効率が上がると言われている。まぁ、オーバーに表現するなら、Qファクターが大きいと“ガニマタ”でペダルを漕ぐということっす。マラソンを見ていても分かるけれど、ガニマタで走っているランナーなんかいませんよね。あえてガニマタを探すなら、短距離種目のスタート時ぐらいだろうか。コレと全く同一と言えないまでも、 MTBもかなり近いと思われる。短距離系無酸素運動のダウンヒル種目ではQファクターは軽視される一方、長距離系有酸素運動のXC&耐久レースではQファクターを含めたポジション&ペダリングフォームが重視されている。
 しかしMTBの場合、後輪のタイヤ幅やチェーンステーとのタイヤクリアランス、さらにはフロントギアが3枚あるという問題から、ロードバイクに比べるとどうしてもQファクターが大きいのである。たとえロードバイクでも、一般的なフロントWギア仕様より、トリプル仕様の方がQファクターが大きくなっている。
 そんなQファクターを少しでもロードバイクに近づけて、もっと効率的なペダリングが出来ないものか…というワケなのだ。ということで、オイラのQファクター短小化計画はまだまだ続くのであります。

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