富士百景ツーリング行ってきました(2)

本日の最高速度マシーンと最低温度スイーツ

本日の最高速度マシーンと最低温度スイーツ

停滞時間の長さと予想以上の寒さにやられながら、何とか半分の山中湖まで辿り着きました。
ここまでは云わばオードブル。本日のメインディッシュである三国峠を前に、静岡県側に下りてコンビニで体勢を整えるところからが後半戦。
いざ、相模 甲斐 駿河の三国ステージ制覇へ!


山中湖~籠坂峠~須走

都留から富士吉田と山中湖にかけての20数キロに渡る登りで、じりじりと体力を消耗していて、おまけに都留を過ぎてからの気温の寒さで体の動きも悪くなってきました。
そもそも、こんな距離を走ったのは春先の三浦一周を走って以来なので、ロングレンジを走る体の準備ができていなかったようだ。
なのでツーリングの後半はへこへこと後方を付いていくのが精一杯でした。

今日のポイントはカロリーを補給しながら走ること。焦らず補給が取れるタイミングを考えながら。

今日のポイントはカロリーを補給しながら走ること。焦らず補給が取れるタイミングを考えながら。ジェルやゼリー飲料以外にも、取り出しやすくこまめに食べやすいものが良いです。

今日のツーリングのポイントはいかにして補給しながら距離を稼ぐか。
コンビニ休憩で食べても、それがエネルギーとして活用されるのはすぐにとは行きません。消化吸収されるまで待っていると、ツーリングの時間は削られてしまいます。
携行しているアイテムも補給しながら走るのが長距離ツーリングの攻略ポイントでしょう。
(このようにタカシもポケットの補給食をぱくぱく食べながら走っていました)


さて後半は90kmの花の都公園から。
ここからは園内のサイクリングロードで山中湖湖畔へアプローチ。
山中湖湖畔と花の都公園はサイクリングロードで繋がっています。

山中湖湖畔と花の都公園はサイクリングロードで繋がっています。

さっきの黄花コスモスを見ながら山中湖へ移動。

さっきの黄花コスモスを見ながら山中湖へ移動。




山中湖の南岸をさっきの138号で進み、山中湖旭岳から籠坂峠へ入ります。
そのときのGarminの気温計は11度。
山中湖から籠坂峠へ入る前の気温。11度!

山中湖から籠坂峠へ入る前の気温。11度!

山中湖側から籠坂峠へ登るのは短くて、標高差も少ない。

山中湖側から籠坂峠へ登るのは距離は短くて、標高差も少ない。




標高1100m前後の籠坂峠は、山中湖側から登ると標高差は200m前後ですが、静岡側は須走付近で標高差300m、小山や御殿場で6~700mもあります。山中湖が標高の高いところにあるからなんですね。
10分ほどでピーク通過。 籠坂峠の山中湖側の路面はかなり荒れているので注意が必要です。

10分ほどでピーク通過。
籠坂峠の山中湖側の路面はかなり荒れているので注意が必要です。

都留から、富士吉田・山中湖へ登ってきた標高と同じだけ、須走まで下ります。スピードの出しすぎに注意です。

都留から、富士吉田・山中湖へ登ってきた標高と同じだけ、須走まで下ります。スピードの出しすぎに注意です。




路面状況や交通量のことを考慮し、今回は籠坂峠を山中湖側から入り、須走側へ下ることにしました。そのほうが下りも楽しいですしね。
そして正午ジャスト。須走のセブンイレブンに到着。
さっきソフトクリームを食べたばかりですが、ここで昼食休憩です。
コンビニ前で身を寄せ合い、寒さを凌ぐ一同。全員温かいものを食べています。ケイタは都留と山中湖でアイスと信玄ソフトを食べたことを後悔しています。

コンビニ前で身を寄せ合い、寒さを凌ぐ一同。全員温かいものを食べています。ケイタは都留と山中湖でアイスと信玄ソフトを食べたことを後悔しています。


本日の大ボス対戦に備えて、コンビニで体力もGarminも充電します。 ライトに使っていた単三電池をそのままGarminの充電に使っています。

本日の大ボス対戦に備えて、コンビニで体力もGarminも充電します。




アツアツでいただきます。

アツアツでいただきます。


冷えた体には温かい麺類でエネルギー補給します。
最近はバイクハンガーを設置するコンビニが増えてきたおかげで、コンビニはサイクリストにはますます利用しやすくなりました。


さてこちらが今日のコースプロファイル図。勾配率をヒートチャートのように色分けで表してみました。
今グラフ中央の105km付近の須走セブンに居ます。
標高勾配ヒートグラフ

横軸に距離、縦軸に標高値(m)。勾配率がきついほど濃い色で表しています。
グラフは津久井三ヶ木(23km)から道志みちサンクス(164km)までの区間。

SDA王滝のようにプロファイル図を作れば良かったかもですね。
製作には王滝と同様に隊員2号氏のプロット法を使いました。
この先、115kmまで下ってから、いよいよ本日のメインディッシュの三国峠が待っています。
赤く血塗られたような勾配がやばそうですよね・・・。

須走~小山~明神峠~三国峠~山中湖

さて40分ほどのピットストップの後、再出発。
小山方面に向けてもう少し下ります。

ケイタは相変わらず夏ジャージ一枚姿です。コンビニでレインウェア買えばいいのに。

ケイタは相変わらず夏ジャージ一枚姿です。


怪我から復帰したAndyさん。

久々に復活のAndyさん。




御殿場側は少し温かいが、やっぱり下りは体が冷えます。
小山町の富士スピードウェイ前を通過。 そしてゲートの向こうに見えている山が本日の大ボス。

小山町の富士スピードウェイ前を通過。
そしてゲートの向こうにちらっと見えている山が本日の大ボス。


国内トップカテゴリーのモータースポーツが開催される、富士スピードウェイのゲート前を通過。


そして「左・山中湖」の青看板のところで左折し、県道147号でいよいよ三国峠への登りが始まります。
県道147号に入ってすぐ勾配10%に近い斜度が待っています。

県道147号に入ってすぐ勾配10%に近い斜度が待っています。


この峠越えの後半に備えて温存する後方集団。

この峠越えの後半に備えて温存する後方集団。




左折してすぐにガツーンと10%近い登りがお待ちかね。
ヤングチームはこの後、鬼の形相でカテゴリー1級の峠にアタック開始。
序盤の1kmはまだシッティングでペダリングできますが。

序盤の1kmはまだシッティングでペダリングできますが。


県道147号に左折してからまだ1km。残りあと6km。

県道147号に左折してからまだ1km。残りあと6km。




すれ違う車のブレーキの焼き焦げた匂いがします。

すれ違う車のブレーキの焼き焦げた匂いがします。


手前はさっきの富士スピードウェイと、その奥には御殿場市や駿河湾方面の沼津や伊豆半島も。

手前はさっきの富士スピードウェイと、その奥には御殿場市や駿河湾方面の沼津や伊豆半島も。




見晴らしが良くなってきたところで、いよいよ斜度20%の坂道が登場。
路面のたくさんの丸い舗装が激坂の象徴です。
タイヤの滑り止めと雨天時の排水能力向上のための加工なんだとか。
ロード練コースの半原越えにもありますよね。(この舗装の名前って正式に何て言うんでしょう?)
三国峠最大の難所。景色を見ている余裕はありません。

三国峠最大の難所。景色を見ている余裕はありません。


三国峠最大の難所の勾配20%以上の登り区間。ファイナルギアでケイデンス50rpmとか。

勾配20%以上の登り区間。ファイナルギアでケイデンス50rpmとか。




ロードバイクのコンパクトクランクとカセットスプロケットの27Tでもぎりぎり登れるかどうかのギリギリの斜度です。
ペダリングを止めて一度足を付けば再始動は難しいです。(クリート嵌める前に失速するから)
左に山、右に谷に変わった。切り替えしたということは、頂上が近くなったということ。ヤビツ峠なんかも菜の花台の手前でこういう場所がありますよね。

左に山、右に谷に変わった。切り替えしたということは、頂上が近くなったということ。


一度神奈川県域に入ります。県境で少し斜度が緩く。あと少し。

一度神奈川県域に入ります。県境で少し斜度が緩く。あと少し。




「丸丸丸丸丸」の舗装が終わったところで斜度が落ち着き、入口を左折したところから5kmのところで景色が変わります。
一度この神奈川県境をまたぐと、あとは楽勝です。
そして50分ちょいで三国峠のピークに到達。ここまでで117km。
先に到着していたヤングチームがお待ちかねです。ヤングチームは40分弱しかかからなかったようです。
ピーク地点は山梨県との県境。7kmで標高差700mを登り切りました。

ピーク地点は山梨県との県境。7kmで標高差700mを登り切りました。


三国峠に到着。三国山が「相模(神奈川)」「甲斐(山梨)」「駿河(静岡)」の3県に跨っていることから、この名前が付いたそうです。

三国峠に到着。よねさんはお腹いっぱいの表情です。




日本のあちこちに「三国」の地名はありますが、ここは近くの三国山が「相模(神奈川)」「甲斐(山梨)」「駿河(静岡)」の3県に跨っていることが由来。
今日のメインディッシュを完食し、十人十色の表情です。
残念ながら、予報に反しての悪天候で、あいにく富士山の姿を拝むことはできませんでした。
しかし名残惜しむこともなく、寒いのでさっさと山中湖方面へ下ります。
(本来なら山中湖とその向こうに富士山を見ながら下れるんですが)
レンズに水滴付いて見えにくいけど、山中湖が。

レンズに水滴付いて見えにくいけど、山中湖が。


山中湖側も少し紅葉が進んでました

山中湖側も少し紅葉が進んでました



山中湖~石割~山伏峠~道志みち

超大粒のピオーネの大玉を更に値引きしてもらいました。

超大粒のピオーネの大玉を更に値引きしてもらいました。


プランを少し変更し、山中湖から少し進んだところで最後のピットイン。(平野のセブンイレブンはいつも大混雑するので)
石割ローソンの向かいの直売所でぶどうの特大ひと房を調達。


気温計には「10度」本日の最低気温を記録。

気温計には「10度」本日の最低気温を記録。


ローソンで補給をすると、最後の小ボスの山伏峠へ。
トンネル手前の温度計は10度の表示。


ワインディングをロードバイクで頼みます。帰りの道志みちはほぼ下るだけで30数キロ。

もう力が残ってないので、ほぼ惰性だけで下っていく。帰りの道志みちはほぼ下るだけで距離は30数キロも稼げます。


トンネルを抜けてからの道志みちは、神奈川から富士山方面を目指すサイクリストがよく使うルート。
足は回るだけで加速力はもう余ってませんが、ここからはほぼ下り基調なので、惰性だけで進んでくれます。


道志みちのプロットハウンド。

どこかで見たことあるワンちゃんが。


道志みちを走るライダーを見送ってくれています。

道志みちを走るライダーを見送ってくれています。




道志みちの最後のほうの青野原のサンクスで最後のピットイン。
全員寒くてHPも低いので、こまめに休憩を入れます。

宮ヶ瀬鳥屋~土曜ロード練コース~尾根幹

その先の116kmすぎで道志みちを離脱し、宮ヶ瀬方面へ迂回します。
津久井湖付近の交通量の多さは、この人数でこの体力だと気持ち的にもアレですので。

尾根緑道に入ったところで完全日没。いつものポケモントレーナーは今日はまったく居なかった。

尾根緑道に入ったところで完全日没。いつものポケモントレーナーは今日はまったく居なかった。


あとは土曜ロード練のルートに沿って帰ってきます。
環状16号のところまでは明るいうちに走って来れました。
尾根緑道に入ったところで完全日没。


17時半、何とか予定通りにフィニッシュ

17時半、何とか予定通りにフィニッシュ


尾根幹のセブンでジャスト12時間。
今まで何度か200km級のツーリングはやりましたが、一番長く感じた200kmでした。
久々に今日のサバイバー写真をパシャっと。
参加したみなさんお疲れ様でした。
来年は景色がもっと楽しめる時期に企画したいと思います。


ポータブルのデジタル手秤で200km仕様のバイクたちを体重測定

ポータブルのデジタル手秤で200km仕様のバイクたちを体重測定


本日のおまけに、各車の抜き打ち体重測定会を開催。
ボトル抜きで工具などを含むツーリング仕様での計測です。
当店ではバイクとライダーの方法の軽量化についてご相談を賜っております。


追記:動画も編集したのでご覧ください。(アノテーション入れています)

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