雨にも負けないジテ通のための本気のバックパック – BASE MILES BACKPACKシリーズ


9月中旬に開催されたSPECIALIZED WAY “THE FUTURE IS HERE”のレポートをもう少しだけ。
全部を紹介しきれなかったのですが、展示アイテムの中から通勤ライドに最適化された新しいバックパックがすごい気になったのでチェックしてきました。


会場の壁を埋め尽くすほどの大量のカスタムボトル。
同社はカスタムPuristボトルの製作サービスもおこなっており、これを利用して作られたデザインボトルのサンプルが陳列されていた。

このプログラムの特筆すべきもう一つのことに、社会貢献の一環として、製造工場の従業員として障害者雇用を進めていることも。


そして、ディーラーのスタッフさんたちが一番気になっていたのはこちら。
Body Geometory Fitが新しくRETULに統合され、フィッティングのサービス名もRETULになります。
その新サービスの中核になる端末がこれ。
ユーザーが対話的にこの端末を見ながらフィッティングを進めていくことができます。


シューズの中に入れるカスタムのフットベッドを作れるサービスも注目を集めていました。
他社製品よりも低価格で各ユーザーに最適にフィットするフットベッドを短時間で作ることができるようになります。(このサービスも当店で導入するかは未定)

なお従来の3種類あった赤・青・緑のフットベッドも継続して販売されます。


完成車は2018年モデルのほぼ全車が会場にお目見え。

こちらはDi2仕様になった2018年モデルのS-Works Roubaix。
ステム直下のコイルスプリングとリアフレームのたわみで、快適な乗り心地を生み出します。
Roubaixシリーズはロングライド向けのロードバイク。


「FSR」が消えた新Epic。
エピックと言えば「フルサス」が標準ということになったのだ。

ROCKSHOX製に変更になったリアのBRAINユニット。
ロックアウトとオープンモードの自動切換えがスムーズになり、特に立ち漕ぎしたときのロックアウトでのパワー効率が格段に良くなったとのこと。(by ケアンズ世界選で初搭乗のアリ君談)


前モデルまでのFSRピポッドと呼ばれていたリアサスの「関節」がなくなった。これまで必要とされていたピポッドは、アッパーステイのしなりだけで十分に対応できているとのこと。
ベアリングなどを廃止したことで軽量化された。

左アクスルの後部にあるのが新しいBRAINのメインユニット。リアブレーキのキャリパーの後ろに位置することになる。
めっちゃコンパクトになった。

 

さて本題です。
こちらがオールウェザー仕様のタフなツーキニスト用のBASE MILES STORMPROOF BACKPACKと、軽量重視のBASE MILES FEATHERWEIGHT BACKPACKです。

どちらもブラックでまとめられています。
通勤ライドに使うことを徹底的に追求して開発されたバックパックです。

 

全天候ジテ通用のバックパック BASE MILES STORMPROOF
大きいほうの「BASEMILES STORMPROOF BACKPACK」は文字通り、雨にも嵐にも負けないツーキニストのためのバックパック。
合計23リットルのキャパは、ビジネスマンに必須のノートPCとAC電源とマウス、書類やお弁当、そしてツーキニストに必須のシャツの着替えなどを入れても十分な容積だろう。

アウター素材は単体で雨が浸水することを防ぐことができ、しかもその耐水性素材は満員電車でモミクチャにされても削れたりしにくくなっている。

カジュアルにもビジネススーツにもコーディネイトしやすいデザインなのがナイス。
轍屋価格は20000円(税込)。


ロール式のトップをバックルで止めるクロージャー。
ベルトを長さ調整することでキャパを増やしたり、空気抵抗を減らすために小さくしたりできる。


メインの荷室。最大の特徴は、ノートPCを入れるコンパートメントが背中のパネルと独立しており、乗車姿勢のときの背中のカーブによってノートPCの筐体を逸らせてしまうのを防ぐ構造だ。


上部はスナップボタンとロール式であるが、サイド部分はジッパー式になっている。
たくさん荷物を入れても、奥のほうに何が入っているか確認しやすい。

中が蛍光色なので、暗いところでもアイテムを見つけやすい。


ジッパーはサイド部だけで、上部はこのスナップボタンで留めてロールする。
もし上部もジッパーにすると、サイドから上部に90度曲げるところでジッパーが破損しやすいからだろう。
ロールする方式は防水タイプのバッグではおなじみで、このほうが浸水を防ぎやすい。


正面下部のポケットのジッパーは縦方向。
こうしないとジッパー部分からの浸水を防げないので、ジッパーが縦方向になっている。

ポケット下部には、テールライトなどを取り付けるベルトが装備されている。


背中パネルのこの部分にジッパーポケットがあり、おやつやスマホを入れるのにちょうどよい。
バックパックを背負ったままアクセスが可能な位置にある。

また右側の肩ベルトの中心付近にはベロクロのポケットがあり、小銭などを入れておくことができる。ロングライドで喉が渇いてジュースを買いたくなったらここから小銭をすぐ出せる。
欧米ではバスや地下鉄や橋を渡るときに払うトークンを入れておくことも想定している。(欧米では地下鉄などに自転車をそのまま持ち込むジテ通ライダーもいる。それくらいサイクリストに寛容な自転車社会なのだ。)


正面のパネルの右上と左上にはヘルメットをとりつけるベロクロのベルトがあり、上部バックルとの3点でヘルメットをつけられる。
駐輪場に自転車を止めてヘルメットを脱いでからもハンズフリーでいられる。

両方の肩ベルトを胸の前で留めるチェストベルトはマグネット式バックル。

グローブをしたままの片手でもバックルの着脱ができて便利。
バックル同士を近づけただけでパチっと留まってくれる。

 


こちらは軽量バージョンの「BASE MILES FEATHER WEIGHT BACKPACK」。
轍屋価格は14000円(税込)。

容量サイズは15リットル。
Feather Weightとは「羽のような軽さ」を意味しその重量は450gで、この容量のバックパックとしてはめちゃくちゃ軽い仕上がり。
軽量化重視なので単体での防水性はないが、防水カバーが付属する。

腰ベルトはシンプルな構造で、特にポケットなどは装備されていない。この部分のポケットはペダリングの邪魔になったり通気性が悪くなるので、シンプルを選択したのだろう。


A4サイズのパソコンや書類が楽々入る設計。
ジッパーは普通の9時3時まで開閉ができるダブルジッパー式。

正面上部のバックルはヘルメットを固定するためのもので、この部分はポケットのように見えるがポケット構造にはなってない。(こちらも正面パネルにヘルメットをぶら下げられる)


こちらもAC電源やマウスなども小分けして入れられるポケットが充実。(STORMPROOFのようなPC収納スペースは独立スリーブにはなっていない)


正面の下部ポケットを開けると、鍵類をひっかけるフックが出てくるのはSTORMPROOFもFEATHERWEIGHTも共通。


肩ベルトは共通仕様で、通気性や背負い心地の良い構造になっている。

STORMPROOFのような右ベルトのポケットと背面パネル右側のジッパーポケットは、このFEATHERWEIGHTには装備されていない。

胸部のマグネットバックルはこちらにも採用。

同社の風洞実験室での調査によると、バックパックを背負ったほうが空力効率が良いのだが、そのための最適なポジショニングができるようにベルトが設計されている。

左パネルのポケットにはドリンクボトルなどが入るが、走行時はエアロ的にはボトルはバイクのボトルゲージのほうが良いだろう。

どちらのバックパックも機能性が高く、通勤ライドする人には魅力的なアイテムだろう。
クリスマスやお誕生日などに家族からプレゼントにもらえると嬉しいかも。
雨にも負けないジテ通ライダーをBASE MILESバックパックは応援してくれるはず!



さてその他、会場の様子もろもろをサクっとご紹介。

3年目のFuseはタイヤ幅「プラス」サイズのMTBでラインナップ拡充。

新型CruXは今のシクロクロスのトレンド規格が全部入り。

陸&海最強のゴメスと、Shiv Tri。


クロスバイクの新「シラス」の最上位グレードはFuture Shockを搭載。

前年にリニューアルしたPrevail2は新色が追加。

スペシャのヘルメット特有のTriFix。ベルトの取り回しがシンプルでベルトの調整が簡単でしかも安全。


今期発表のエキップで一番注目の、サドル角度も可変するドロッパーポスト。

轍屋の歴代スタッフが集結。


MTB用シューズのExpert XC MTB。

以前のS-Worksシューズと同等のスペック。

 
MTB・CXレース用シューズに新しいラインナップが追加。
カモ柄にビビッドな差し色が鮮やか。
シングルタイプのBOAダイアルは、ダブルと比べるとフィット感の調整が難しいとされるが、独自のBOAのストリングとフックの設計により、高いフィット感が得られやすい。

OHLINSのフォーク・ショックユニットは単品での販売も。

謎の新ライト「FLUX 900」はロングとワイドの2種類のライトを使い分ける。

第二部へは新谷氏もかけつけてくれました。

 


最後はこれ。ステコラ付近のトップチューブに取り付けるVital Pack。

リファインされたトップチューブ・バッグのVital Pack。

補給食などの取り出しが簡単なVital Pack。スマホを収納できる点が一番のポイントだが、ハンドルやステムにスマホケースと違ってハンドリングに影響しない。

トップチューブに固定するための裏面のバンド。


中は上下二室の構造。上段にスマホを入れれば透明のフタの上からタッチ操作可。

本稿のBASE MILEシリーズのチェストベルトと同じ、マグネット式バックル。

 
グローブをつけた状態でもフタの開け閉めが簡単で、下段の中身の出し入れがしやすいのがいい。



 

さて、本題のバックパックに限らず、スペシャライズドは自社開発のエキップメントやアパレルについてトコトン考えて造っています。
そして実地テストに限らず風洞テストなども行うことで、実際に使ってくれるユーザーの満足な「未来」をより身近なものにしてくれています。
今年の展示会「THE FUTURE IS HERE」はバイクやエキップメントを手にとって体験ができる、そんな機会を一般の人にも提供してくれました。

ショップ関係者やそのショップのお客さんも、みんな笑顔で展示会を楽しんでいた、というのが今年のイベントの印象でした。

まだまだお伝えしきれないことが山ほどある展示会でしたが、詳細は店頭やツーリングのときにでもお話できればと思います。

 

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