【動画】SPECIALIZED 2017 TURBO LEVO FSR 6fattie

今期の販売はないけど、今回の展示試乗会に「電動アシストMTB」が登場したので紹介します。


この動画の後半に、ふじてんのゴンドラ下の激登りを楽々と上って行くLEVOが写っています。ゴンドラよりも速かったです。XC金メダリストのクルハビィよりも速いかもです。しかも「フラペで」です!
まだこのバイクが技適や日本の道交法にマッチしておらず、国内でこのバイクが走れるトレイル環境はごく一部に限られています。
それにも関わらず、スペシャライズドジャパンがこの電動アシストMTBを展示試乗会に持ち込んだのは、これから基準適合化や環境整備をしていく上でイニシアティブをスペシャライズドが取っていけるという自信があるからでしょう。
現に、今回のふじてんでの試乗会を実現するために、さまざまな調整をスペシャライズドジャパンはやってくれたはずです。
YouTubeにもこのLEVO FSRのプロモーション動画があります。(日本語字幕も表示できます)

電動MTBの走行が認可されている環境で、LEVOは多大な支持を得られたそうです。
今回の展示会でも、すでに電動アシストMTBが解禁されているスイスでは、MTB人気が爆発的に拡大したとのことです。
電動アシストMTBが、MTB人口の拡大のカギになることが、スイスでは立証されたのです。
さて一番の技術的関心は「重量」でしょう。
登りは電動アシストの力で何とかなりますが、問題は下りでのハンドリングなどが気になるところです。
非公称値ですがLEVOは22kg台ということです。
ベースになっているスタンピーFSRの6fattieが13~14kgですから、電動化による重量増は9kgくらいです。
「公称56kgのボクと65kgのアナタが、同じ重量のMTBでふじてんを下るのに大した差はない」と考えることもできると思います。実際にスタンピーとLEVOでの走りの差はそんな程度のように感じました。
重量物となるバッテリーとモーターは、なるべくバイク重心が低く、バイクの中心になるように配置されているおかげで、妙な挙動が出ることもありません。
タイヤは27.5+の6fattieで前後ともトラクションが十分ですし、前後のサスペンションについてはLEVOの車重と重心バランスに最適化されているので、下りの楽しみがスポイルされることなくトレイルライドを堪能できるでしょう。
頂上までのゴンドラがないようなトレイル環境でも、あるいはバイク輸送のトラックがなくても、このLEVOがあればいろんなトレイルを走れるようになる。より長く、より遠くへ走ることができる。
上記のYouTubeの動画でそんなことを伝えています。
今シーズンはこのTURBO LEVO FSR 6fattieの一般向け試乗プログラムを開催予定のようです。
試乗やLEVOの技術的仕様に興味のある方は、店頭でお問い合わせいただければと思います。

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