チェーンの洗い方

チェーンは消耗品です。
使用環境にもよりますが、だいたい3,000km〜6,000kmぐらいで寿命を迎えることが多いです。
各ピンのリンク部分が摩耗して、チェーンの全長が長くなってしまうんです(これを”チェーンが伸びる”と言います)。

伸びたチェーンは、変速不良を起こすだけでなく、ギヤ板(チェーンリングやスプロケット)の歯先を偏摩耗させてしまうんですよ。
だから伸びたままのチェーンを使い続けると、後々高い修理代を負担することになります。
チェーンだけでなく、前後のギヤ板も一緒に交換しなくてはなりませんからね。。。

ところで先ほど、『使用環境にもよりますが』と書きました。
チェーンが汚れていたり、油が切れている状態だと、摩耗が早くなります。
定期的に(もしくは汚れたら)洗浄→注油をするだけで、チェーンやギヤ板の寿命はグッと伸びます。
寿命問題に止まらず、綺麗なトランスミッション周りは、単純に走行中も気持ちいいですしね。

前置きが長くなってしまいました。
ということで、鏑木流のチェーンの洗い方を紹介しましょう。

まず、そもそもとしてチェーンの1カ所にKMC社のミッシングリンクを取り付けておくと良いです。
当店で1セット525円(10速用)で販売しています。


ミッシングリンクの特長は、工具なしでチェーンの着脱ができることです。
だから簡単にチェーンを外して洗えます。


チェーンを洗浄するにはチェーンクリーナーやディグリーザーといったケミカル類を使います。
今回はワコーズのチェーンクリーナーを使いましたが、このほかのオススメ品はフィニッシュラインのディグリーザー(エコテック2など)や、同じくワコーズのフィルタークリーナーです。
ちなみにパーツクリーナーは揮発してしまうのでダメです。
また食器用洗剤では洗浄力が足りなすぎて、チェーンの油汚れは落としきれません。


プロテインやドレッシングを混ぜる際に使うシェイカー(100円ショップにもあります)に汚れたチェーンとディグリーザー、そして少量の水を加えてシェイク。
液があっという間に真っ黒に汚れてゆきます。
ひとしきりシェイクしたら、排出して今度は水だけを入れて、同様にすすぎシェイク。


もし1回の洗浄で洗い切れていなかったら、もう一度洗浄してみましょう。
たいていは2、3回で落ちきるはずです。
また、すすぎ後にディグリーザーの成分が残っていると、後で注油したオイルが分解されてしまいますので、すすぎ洗いは何度もしっかりと。

シェイカーを使えば手もあまり汚れません。
洗浄前と洗浄後。その差は一目瞭然。
前 → 

水分を乾かしてから注油します。

ちなみに、「油は沢山ついていればいい」と思っている方もいるようですが、理想は金属の表面がほどよく油分でコーティングされている状態です。
滴るほどに塗られた油分は砂埃などの異物の付着を誘発してしまい、異物はチェーンやギヤ板の摩耗を促進させるので注意しましょう。

またディグリーザーや廃液の処理は、各自治体により異なるかもしれません。
ちなみにワコーズ(和光ケミカル)の開発技術者によると、チェーンクリーナーは植物由来で生分解性に優れるので、たいていの下水に流しても大丈夫ということで、また万が一そのまま自然界に放出されても環境負荷は少ない、ということです。

一方でフィルタークリーナーは石油由来のため、チェーンクリーナーに比べると環境負荷が高いとのこと。
やはり、洗浄力が高いと毒性も高いということなんですね。

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