Roubaix SL4 その3

S-Works Roubaix SL4 Di2 Compact 980,000-Yen
FrameSet 360,000-Yen
※試乗したRED仕様はラインナップにはありません


さて、S-Worksになると何が変わるのか?
数字上ではともかく、乗った感じはあくまでエキスパートの延長線上だ。もちろんクランク周りの剛性感も上がり、ホイールの性能も上がり、重量も軽くなり・・・などシャッキリ、シャープな印象になるが、安定感はそのまま。軽量ホイールを入れた途端に不安定になるバイクもあるが、その心配は全くといっていいほどない。
決してベターっといった路面にへばり付くようなダルい乗り味ではないが、人によってはこの安定感を嫌う人もいるかもしれない。このあたりは好みもあるが前述のとおり蛇行してしまうよりも速く走れるハズだ。
コブルゴブラーシートポスト(18,900円で単品販売あり・250g程度)に関しては僕の体重(58kg)では大きく”しなる”感じはしなかったものの、明らかに乗り心地はいい。
が、絶賛するほどではない。むしろサドルを変えれば同じような乗り心地が実現出来るだろうと思ったほどだった。が、周りのショップ仲間の話を聞くと、どうやら65kgぐらいあるとより効果を発揮するようだった。
元よりスペシャライズドではピュアレーサー以外、70%ぐらいのユーザーはエンデュランスバイクに乗ったほうがライディングを楽しめるとアナウンスしていたハズだ。ただ世界中のほとんどのユーザーはかっこ良さや数字に釣られて、あるいは惑わされて(笑)、レースに出ないのにレースモデルを買っていたのが実情だと思う。もちろん、趣味のものだからレースバイクに乗っちゃいけないというわけではない。レーシングバイクはカッコイイ。そして、それで得られる世界は楽しい・・・が、ことスポーツとして考えると身体にも目的にも合わせることが難しいというのが実情だろう。。
ルーベSL4は、振動吸収材であるゼルツの配置もスッキリしたものになり、性能的にも見た目的にもレースバイクといってもいいルックスを手に入れた。もう、コンフォートバイク、ロングライドバイクとは言わせない、牙を持ったエンデュランスバイクとなったのだ。
(完)
・・・というわけでジャーナリスト風に書いてみました(笑)
その他新製品に関しては後日!

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