心臓の動かし方(2)

医学的に、良い心臓、悪い心臓があるかどうかは医者じゃないので分かりませんが、少なくともスポーツやエクササイズという側面で見るなら、心臓の善し悪しは存在します。
良い心臓とは、運動を始めるとスパンと心拍が上がって、 身体を休めるとスッと心拍が落ちる、というイメージ。
言うなれば、四肢などの筋肉の動きに、心拍が 直接リンクしているようなカンジでしょうか。
たとえばクルマのエンジンでいうなら、 アクセルのオンオフで、間髪を置かずに回転数が上下するような、スポーツカーに搭載されているそれってコトです。
そして、これは生まれながらに持つ気質ではなく、日々の生活やトレーニングで実現される類の性質です。先天的な才能ではなくて、後天的な能力なんですね。
では、そういう心臓を育むためにはナニをすればいいんでしょう。

エクササイズを効率的に継続できる心臓を育てるためには、端的に言えば心拍を上げる時間を作るということです。
その際に意識するのがAT値。
AT値は一般的には心拍で表すコトが多いのですが、「コレを越えると1分も運動し続けられない」っていう拍数。継続可能なギリギリの心拍数です。
そもそもAT値は、年齢はもちろん、それまで積み重ねてきたトレーニングによっても変わります。
最初は140bpmで息が切れていたのが、毎週乗り込んでいたら1年後には160bpmを継続できるようになった、という具合。
で、そのAT値ちょい手前の運動時間を少しずつ延ばしてゆくのです。
継続すると、AT値自体も上がりますし、先に記したような負荷が高まるとスパンと心拍が上がって、負荷が下がるとスッと落ち着く身体になるはずです。
たとえばオイラの場合は、167〜170bpmぐらいがAT値と推測されるのですが、トレーニングをサボると170bpmで30分ぐらいしか運動できなくなってしまいます。
しかし乗れているときは2〜3時間は余裕です。
それこそ王滝SDA120kmでは、終始170bpm弱を約6時間に渡ってキープし続けるぐらいですから。
 

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