2011王滝SDA(1)

人は……というか「自分は」なぜ毎年同じ大会に参加するのだろうか。
定例になっているとも言える王滝SDA(セルフディスカバリー・アドベンチャー)。
2002年の第2回大会からだから、 今年で10年目となる。
当初は100kmクラスが最長だった距離設定も、途中2005年に120kmクラスが増設され、オイラは当然そちらへシフト。以来ずっと120kmクラスがある限り、そちらにエントリーしているワケだ。
毎回「その日のベストの走りをする」という目標は変わっていないが、スタートラインに立つに当たってのスタンスは、10年前と今とでは大きく異なっている。
当初は「練習をせずにどこまでタイムを縮められるのか」という挑戦であった。
(今から振り返れば)学生時代を含め、スポーツに対してストイックかつ自主的に取り組んだことがなかったため、「頑張って練習する」ということが分かっていなかったのだ。
でもタイムを計測して順位を付けるからには、自分なりの方法で速く走りたい。
だから、機材(バイク)の軽量化と、その機材を使ってのライディングの最適化、もちろん肉体の軽量化に、あとはコンディショニング&精神力だけで100kmを乗っていたのである。
右も左も分からず出場した2002年のタイムは、6時間49分17秒(33位)。
今から考えればとんでもなく遅いのだが、むちゃくちゃ頑張った。頑張りだけは今と同じだ。
以後は下のようなカンジ。
2003年は路面状況が頭に入ったので、6:17:25(41位)。
2004年は体調不良で走りもイマイチな、6:38:00(45位)
2005年は120km初開催。ただし序盤ループの登坂標高が少ないバージョンで、7:39:11(16位)
2006年は6月の100kmが6:12:3(36位)/9月120kmが8:15:05(40位)
2007年は6月の100kmが5:48:28(18位)/9月120kmはコース短縮にて6:41:17(28位)
2008年は前半に20kmループの登坂標高が少ないバージョンで、6:43:09(13位)
2009年は久々(2006年以来)のフル120kmで、7:05:15(10位)
2010年も同じくフルの120kmで、6:53:56(8位)
という流れである。
機材の進化、コース中のおおよそのアップダウンが頭に入った、そしてペダリングスキルが向上した等々の理由により、総じて徐々にタイムは上がってきていたのだが、自分の中での劇的な変化が現れたのは2008年。
北京オリンピックの日本代表選考レースを見に行き、ストイック過ぎるほどにピリピリとした雰囲気にすっかり刺激を受けて、「うっしゃ、オレも頑張るか〜!!」なんて思ってしまったのだ。
そこから王滝SDAに対する取り組みにも変化が現れた。
その場限りの工夫&頑張りだけでなく、中長期的に努力をしよう、と思ったのだ。
2009年のJシリーズ参戦とともに日常的なトレーニングを開始したのだが、その結果は目覚ましいものがある。自分で言うのもナンですけど。
昨年はついに一桁順位に入ることができ、「2011年こそは6位以内の総合入賞だ! 」と心に強く誓ったのである。
(写真はスタート前。みんなバイクを並べています)

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