2012年の29erを少し考えてみる(3)

最後に29erに関する考察……というか個人的意見をもうひとつ。
日本に限らないかもしれないのですが、【29インチならシングルスピード!】みたいなノリってどうかと思うのです。
【シングルスピードなら29インチ!】なら分かるのですが、その逆はちょっと……。
2011シーズンのJシリーズ会場を見てみて下さい。
デビューしてまだ2シーズンしか経っていない、スペシャライズド・スタンプジャンパーHT29が沢山走っています。
ホイール、タイヤ、チェーンリングのギヤ比、フォークとのマッチング、ヘッド周りを含めたディメンション等々、真剣にトータルパッケージの良さを追求した結果だと思います。
そして29専門メーカーであるナイナー。もうココに関しては29er各カテゴリーをフルラインで揃えているぐらいですから、当たり前かもしれません。ただしフレーム販売ですので、どうしても割高にはなってしまいますが……。
あとは老舗のゲーリーフィッシャーといったところでしょうか。やはり歴史が長いので、ユーザー数も多いのでしょう。
多くの人は、シンプルで軽い、ギヤ付きモデルに魅力を感じているはずです。お節介な遊び心は余計なお世話なのかもしれません。

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