29インチのオススメ

最近は幸せなことに29インチもかなり認知されてきており、その特性なども理解されてきました。
26インチとどう違うか?はここでは割愛しますが、一番気になるのが外周部の重さ。リムもタイヤも26インチに比べて1割程度は重くなります。影響は、一漕ぎ目が重くなる、ジャイロ効果が強くなるためコーナリング時にバイクがなかなか寝てくれない・・・といったことがおきます。
というわけで、外周部の軽いリムをオススメしています。
このZTR CREST29er(@11,340円)は、わずか380g。もう29だからといって重さを我慢する必要はありません。
そして、もう一つ気になるのが剛性。やはり大径化したことでスポーク長も長くなりますから、ヨレちゃうんです。なのでオススメスポークは、超軽量なDTレボリューションスポーク!・・・ではなく、スタンダードなバテッドスポークのDTコンペティションを3クロスで組むことです。実は、自分用にアメクラの軽量リムやこの前のモデルであるZTR355をレボリューションで組んだことがあったのですが・・・剛性が低くて、体重が57kgの僕が踏んでも「モッサリ」、曲がっても「ラインから外れる」ほどダメでした・・・。
この剛性、「オレはそんなに速く走らないから、必要ないよ」という方もいらっしゃると思うのですが、実はそうとはいえないのです。というのも、狙ったラインを通るためにも、ブレーキのパワーを路面に伝えるためにもある程度剛性があったほうが安全でスムーズ、そして何よりもキモチよく走れます。
よく誤解されますが、剛性が低い=乗り心地がいいわけではないんですよ。
更にハブは、出来ればラチェット数が多いハブを使うのがいいでしょう!
というのも、29インチだとラチェットが引っかかるまでの「スカっ」を結構感じます。なだらかなところ、例えば王滝なんかだと気にならないのですが、シングルトラックのスイッチバックなんかを登っていると非常に気になります。
ラチェットが多いハブは高額な物が多いですが、実は現行のXTR(M975)やXT(M775)もラチェット数が増えているんですね~。僕もXTRを使っています。ラチェット数が多い高価なハブは、ラチェットのフリクションが大きいものが多いですが、XTRはスムーズ!でストレスを感じないです。
というわけで、現状29インチ用には完組みではなく、手組みをオススメしていま~す。

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