レストア

ここ最近、自転車ブームだそうです。あまり実感はないんですが・・・。
ただ、最近とっても増えたのが古い自転車を倉庫から引っ張り出して乗ろう!という方。2週に1台ぐらい持ち込まれてきます。出来るだけお手伝いはさせていただいているのですが、状態、年式はもちろん、マチマチのため、お断りせざるをえない場合も結構あります。
室内保管で紫外線が当たらないバイクだと消耗品の交換だけで乗れるようになるのですが、外に置いておくと痛みが激しく費用対効果が得られないことが多いですね。
そういったバイクをレストアするときに一番困るのがパーツの互換性です。当然メーカー生産終了しているものも多数あり、他社から出ている部品でごまかせればいいのですが、なかなかそうも行かないのが現状です。
また20年前の自転車に今の自転車の部品がそのまま取付出来ると思われる方も結構いらっしゃいますが、20年前のカローラと今のカローラが別物なのと一緒で互換性がないものがほとんどです。105の名前は継続して使われているのでそのまま使えると思って他店で買われてお持ち込みされた方もいらっしゃいました。
また10段のシフトレバーを3段分殺して7段として使う等は出来ません。
あとレストアした後に言われることなんですが、「自転車ってこんなに辛かったっけ?」
20年前、学生だったときと今だと柔軟性も体力も違いますからね~。当時のロードは今にしてみるとあり得ないと思えるほどハンドル位置が低いものも多々ありました。
今のロードは、ハンドルポジションが高めに設定されているものも多数あります。手元にあるものを活用するのも大事なことですが、「今の自分にあったもの」を手に入れられた方が自転車そのものを楽しめるんじゃないかな~と思うことも多々あります。

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