シャコタン

Rサス車高短=シャコタンといえば、アラフォー世代的には遅筆漫画家楠みちはるが最初に思い浮かびますが、自分のトレック・トップFUELの車高を下げました、という話題です。
トレックに限らずですが、今も昔もフルサスバイクは車高……つまりBB位置が高めになる傾向です。BBハイトを高めておかないと、サスがストロークしたときに車高が下がりすぎてしまい、ペダルが地面に擦ってしまうワケですね。でも、たとえばサスのセッティングをやや固めにしていると、そもそもフルストロークしないわけですから、車高が高い必要がなくなるんです。
以前にも書いたような気もしますが、BB位置は低いほどコーナリング時などの安定性が高くなります。ちょっと話がズレてしまいますが、しばしば「29インチバイクだと安定性が高い」ということが聞かれます。これは[ホイール半径が大きい=ジャイロ効果そのものが大きい]ということももちろんありますが、それ以外にも[ジャイロ効果を発生させている回転体(すなわちホイール)の重心位置に比べて、BB位置がより低くなる]ということも要因になっています。
で、どうやってシャコタンにしたかといと、乱暴にリアユニットを交換しました。標準のアイレット軸間距離6.5インチ(165mm)から、6インチ(152mm)の短いヤツにしたわけです。ユニット長が13mm短くなったことにより、地面からBBまでの高さは、約30mm下がりました。
ちなみに使ったのはスイスのDT社が誇る超軽量ユニットであるXRカーボンです。アウターシェルがカーボンでヤバイです。持ってみても、水に浮くんじゃないだろうか……という軽さです。実際に水没させていないので浮くかどうかは分かりませんけど。あ、手で持っているヤツは外した方なので、XRカーボンの前身で「SSD」という名前だった頃のモノですね。

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