BlackBoxMotionControl

手前がBBMC。カーボン製のレバーの下のナット形状も肉抜きされている。シルバーに輝く部分はチタン。奥は通常のMC。

手前がBBMC。カーボン製のレバーの下のナット形状も肉抜きされている。シルバーに輝く部分はチタン。奥は通常のMC。

 先だっての展示会で以前から興味があったブラックボックスモーションコントロール(以下BBMC)と通常のモーションコントロール(以下MC)の違いを担当営業さんから聞いてきました。
 BBMCは2009年より本格展開されるロックショックス・SID32とRebaの上位機種に搭載されています。で、何が違うか・・・。
 今までのMCはコンプレッション、リバウンド共にハイスピードとロースピードが同じだったのですが、BBMCがこれが別になっているのです。
 えー、簡単に言うと、振動では動くけどペダリングでは動かない・・・そういった機能がより極められていると考えてください。今まではこういった機能が搭載されるのはもっとストロークの長い、例えばDH用などのフォークだったのですが、ロックショックスはあえてXCフォークにまで採用。多機能による重量増を押さえるためにプラスティックのスプリングをチタンに置換したり様々な面を削り込むなど涙ぐましい努力で軽量化しています。
 実際のその効果ですが、ジャイアントジャパンのファクトリーライダーが2008年後半戦から使ったところ(前半はこのフォークが発売になっていなかったので)圧倒的に路面追従性に優れているとのこと。
 重量だけがフューチャーされるXCフォークですが各社地味ながらもアップデートしていっているんですねぇ。
用語解説:
コンプレッション・・・サスペンションの縮みやすさ。一番弱いときはスコッと沈みます。一番強いときはロックアウトです。
リバウンド・・・サスペンションの戻りやすさ。一番弱いときはスコッと戻ります。一番強いときは、じわ~っと戻ります。
ハイスピード側・・・サスペンションが速く動くとき。ギャップを通過したときの振動などです。
ロースピード側・・・サスペンションが遅く動くとき。ペダリングの影響で動くときなどです。

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